2021年2月14日(第4回)

あんまり眠くないが早めに書く。今日は作家について。バルガス=リョサという作家だ。ペルー出身で、何年か前にノーベル文学賞を受賞したらしい。彼を知ったきっかけはTwitterだった。小説の一節を写した写真を見かけた。図書館にあるものを出版年順に借り『都会と犬ども』から読みはじめた。文体がかなり面白い。語り手の頭の中をそのまま文章に起こしたような印象を受ける。語り手の前で起こる出来事、それに対する感情、そこから想起される過去の回想などの断片が脈絡なく繋がっている。読み終わってみればストーリーそのものはさほど難解ではないが、様々な視点が絡み合う構造が楽しくて引き込まれていった。『世界終末戦争』はその技術がさらに高まっているように感じた。ハードカバーで二段組で700ページ超と非常に長いのに読みやすい。他の作品もバラエティに富んでいて、飽きずに読むことができた。
今日はこれで終わり。どんどん適当になっている気がする。今日の記事にしても読んだ本のあらすじくらい書くべきなのかもしれないが正直面倒だ。なんにせよバルガス=リョサの作品はどれも面白いので(特に書名を挙げたもの)興味が湧いた方は読んでみるといい。たいていの図書館には置いてあると思う。