2021年3月12日(第21回)

日ごとに暖かくなっている。ストーブをつけずに過ごせるようになったのは有難いことだ。
絵の練習について。今回から、ざっくりと全体のアタリをとってから描くことにした。かなり劇的な変化が起きた。具体的には、描いている途中の迷いが格段に減った。今まではそれぞれのパーツをじっくり見て、ひとつひとつ丁寧に描いていれば最終的にはパズルのように辻褄が合うと思っていた。しかしそれで納得のいくものが描けたことはなく、できても偶然の産物だった。そこでさらに視点を引くことにした。まず頭を描き、上半身と下半身はその下にある一つのかたまりと考える。そうすると、上半身と下半身は一つの箱を二つに割るだけなのでバランスを間違うことはほぼないし、最初にガイドが示してあるので迷いなく描くことができた。結果として、今までで一番納得のいく出来栄えだった。
感動した。20日近く練習したわりにあまりに初歩的な発見ではないかというのは自分でもそう思う。だが本当に感動したのだ。
今、練習を始めてからもっとも「それっぽく」人体を描けたことにかなり興奮しており、調子に乗ってあらぬことを書いてしまいそうなので今日はこれで終わり。