2021年2月17日(第7回)

ネットフリックスにクレヨンしんちゃんの映画が大量に入った。オトナ帝国と戦国大合戦くらいしか見たことがなかったので、これを機に一作目から順に見ている。子供向けなので90分前後と見やすい尺になっており、今は六作目の『ブタのヒヅメ大作戦』まで見た。
作画の気合の入りようが凄かった。一作目『アクション仮面VSハイグレ魔王』でしんのすけが電源の入っている家電のコンセントを抜く場面があるのだが、ケーブルが抜ける瞬間コンセントにわずかに火花が散っていたのを見て驚いた。そこまでやるのか。
しかしクレヨンしんちゃんは私も幼少期からアニメ・漫画ともによく親しんで見ていたが、今改めて見ると子供向けアニメとするにはかなり難ありなのではないかと思う。デフォルメされているとはいえ、五歳の男児の性器がまろび出される様がギャグとして成立するのはおかしくないか。いわゆる「オカマ」のキャラクター造形も(映画には、少なくとも私が見た六作にはほぼ毎度異なる「オカマ」が出てくるにも関わらず)ステロタイプ過ぎたり、20年近く前の作品とはいえ、価値観については今見ると首を傾げてしまう場面が多かった。時代が経つにつれてそういった部分に何かしら変化があるのかも注目しつつ見ていこうと思う。
絵の練習は三日目になった。好きな漫画の模写も試みたのだが、3Dモデルを相手にするよりもっとペンが進まなかった。時間制限がないのもあるし、漫画はあまりに人間っぽすぎるからだ。当然私はまだ初心者なので模写だとしても歪んだりおかしな絵を描くだろう。3Dモデルならそうなっても別に気にならないのに、漫画に描かれた人間がそういう状態になるのはなんだか申し訳ない気分になってしまう。SNSにアップするわけでもないし、どんなに下手に模写しようが気にする人など誰もいないのは分かっているのだが。とりあえず模写はもう少し絵を描くことに慣れてからやってみようと考えている。
今日はこれで終わり。そういえばこれが七回目の記事だ。一週間は意外と短かった。