2021年3月9日(第18回)

※映画「血を吸う粘土」のネタバレが含まれます。

 

スターハンティングというミニゲームをやっていたら誇張抜きに午前の時間がすべてつぶれた。朝七時に起きてなんとなくゲーム画面をひらき、やめるころには昼時だったのだから。こういう娯楽に極端にのめりこみすぎるのが私のよくないところである。
昨日ネットフリックスで「血を吸う粘土」というホラー映画を見た。副題は「VAMPIRE CLAY」だった。文字通り血を吸う粘土が田舎の美大予備校で生徒を次々襲うという内容で、血を吸う粘土が変化した人形の造形やそれがうごめくさまは確かに恐ろしかった。ただ私には、美大受験における地方と中央の格差描写のほうが恐ろしく感じた。終始シリアスな雰囲気のまま物語は進むのだが、ラストで山に埋められた粘土が復活し巨大な蛇のようなクリーチャーへと変貌、行く手を阻む建物を停電や爆発させながら東京タワーをめざすというラストシーンには度肝を抜かれたというか、正直に言えば笑ってしまった。唐突に「キャビン」みたいなノリになったのなんだったんだ。それと、エンディングテーマがさすがにホラーにはそぐわなすぎる明るい曲調だったのが気になった。
総合的には面白かった。ゴア描写も一応あるがグロテスクすぎるものはほぼないし、ホラーが苦手な人でもそんなに怖がらず見られるのではないだろうか。
絵の練習について。今日はなんだか上手くいかなかった。全体的にバランスが悪い。足が短すぎたり胴が長すぎたりする。目で見て描いているのだから多少の誤差は当然だろうが、それで済まないくらいバランスが悪い。時間制限にかこつけて雑になっているのではと思う。
今日はもう遅いのでこれくらいで終わる。